LightDMの壁紙が変わらないときの対処
Arch Linuxをインストールする際に最初はDM(デスクトップマネージャ)にGDMを使っていたが、認証成功時に一瞬CUIっぽいのが出ていた。これが微妙だったからUbuntuやOpenSUSEで利用されている軽量DMのLightDMに変えた。
このとき認証画面の背景を変更するのに割と手間取ったためメモを残しておく。
環境
問題
ArchWikiには背景を変えたいときは/etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.conf
のbackground
を編集すればよいと書いてある。
具体的には、
・単色にしたいとき
background=#000000
・画像を使いたいとき
background=/usr/share/pixmaps/<wallpaper>.jpg user-background = true
これではうまくいかなかった。調べてみると、OpenSUSEのフォーラムに答えがあった。
対処
画像があるディレクトリをroot所有にして、画像自体はパーミッションを644
にすると上手くいった。
$ chown root <pict_dir>
$ chown root <wallpaper>.jpg
$ chmod 644 <wallpaper>.jpg
やっていること自体は画像を置くことが推奨されている/usr/share/pixmaps
に近づけているだけだったりする。要はこれに合わせるか、このディレクトリに入れろってことのようだ。
もしこれでうまくいかないときはlightdm-gtk-greeter-settings
を使うと良い。
GUI画面で異常が起こっているかどうかを確認しながら作業することができる。
これは
$ pacman -S lightdm-gtk-greeter-settings
でインストールできる。
起動したら、Background
の右にあるmultihead setup
を選び、そこでディスプレイと画像を指定する。
異常がある場合黄色い三角が出てくる。